【黒子のバスケ】黛千尋が境遇が悲惨!性格や強い能力、赤司との関係
更新日:2019年08月06日
黒子のバスケに登場する高校三年生のキャラクターの中では、とても特徴的な人物として描かれているのが、「黛千尋(まゆずみちひろ)」です。
バスケが好きだがキセキの世代の才能を見て力の差に愕然とし、退部をするまで追い込まれていました。
そんな黛千尋ですが、とんでもない裏話があるのをご存知ですか?
ここでは、黛千尋の過去や性格、能力などについて紹介していきます。
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1.黛千尋が経験した複雑な過去とは?
黒子のバスケ第175話で初登場し、フルネームが明らかにされたのは231話と随分遅かったのが黛千尋です。
そのため物語に深く関与はしていませんが、実は驚きの過去を経験しているので以下からその点をネタバレしていきますね。
洛山高校バスケ部に所属している黛千尋は、二軍止まりの平凡な選手でありレギュラーとして活躍する可能性はゼロだと感じていました。
それは周囲の目からも明らかであり、このまま続けていてもレギュラーとして試合に出ることは難しいと痛感。
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そして自身が三年生になったとき、優秀な後輩が続々と入部してきたことで、いよいよレギュラー獲得は絶望的に。
他の同級生と同様、自分もバスケで試合に出る道を諦め、ある時点で退部してしまいました。
その後、ライトノベルのような非日常を求めて学校の屋上へ足を運ぶ一方で、今住んでいるこの世界は日常という点も理解。
非日常は物語の世界だから成り立つんだと理解し、平凡な日常を送ることになります。
そんなある日、主将になった赤司からレギュラーにならないかと持ち掛けられ、そのままバスケ部に復帰してレギュラーの座を獲得しました。
2.黛千尋に見られる性格が個性的すぎた…
黒子のバスケに出てくる黛千尋ですが、どのような性格をしているのでしょうか?
- 影が薄い
- 野心家
- 冷静沈着
- 冷たい
- 暗い
- クール
- 不愛想
- 仲間想い
バスケの才能に恵まれなかった関係で退部までした黛千尋は、上記に挙げる性格だと判明しています。
冷静沈着で影が薄く、そしてクールな性格が彼を代表するものとの設定を読み取れるでしょう。
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赤司からレギュラーにならないかと持ち掛けられ、それに了承してレギュラーの座を獲得することに成功しました。
それまでバスケにあまり興味を示さなかったのに、レギュラーになるといきなり欲望が強くなる傾向が見られ野心家の性格が分かります。
権力を握ると傲慢になるのは、人間が持つ本質の部分になるので何とも人間らしい一面を感じることができますね。
試合の終盤では仲間想いな性格が露呈したので、一言で表せない素晴らしい特質を持っているのです。
3.黛千尋が黒子のバスケ本編で見せた強すぎる能力
バスケ部を引退した黛千尋は、赤司の指令により現場へ復帰。
技術面で劣る黛千尋を、どうして赤司はレギュラーとして起用したいと考えるようになったのでしょうか?
それは、黛千尋が黒子テツヤとそっくりな影の薄さを見出し、もしかしたら「新しい幻の6人目」になれるかもしれないと赤司は判断。
そこで彼に話を持ち掛け、バスケ部に復帰しレギュラーとして活躍するようになりました。
一軍に合流した黛千尋は、ミスディレクションを会得して「新型の幻の6人目」として黒子テツヤよりも一回り強い選手に成長。
元々は二軍に属していた黛千尋ですが、他校から見るならば全国水準以上の実力があり、黒子テツヤと比べるならばパス以外はレベルが上。
試合では十分に使えるレベルのバスケセンスを持っているので、赤司はかなり厄介な存在になると期待を寄せていました。
このように様々な面において黒子テツヤの上位互換に位置する黛千尋は、強すぎる能力を手に入れたのです。
4.黛千尋が経験した悲惨な境遇とは?
まるでライトノベルの主人公のように、一度は引退したバスケ部に一軍として復帰するという大変化を経験した黛千尋。
主将の赤司も太鼓判を押す能力を有しているため、高い期待を寄せられていました。
いざ試合に出場し、WC決勝戦で誠凛と激突すると彼の能力が初戦はつぎはぎだらけの未完成品であると露呈。
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基礎能力が高すぎなのと、幻の6人目としてのキャリア、試合慣れが十分ではない点が仇となってしまいます。
黒子テツヤは影の薄さを上塗りする技を持ち合わせており、基礎能力が高いため影を薄くするにも限界があった黛千尋。
劣勢になる前は応援していたチームも、劣勢になった途端にレギュラー陣に劣る黛千尋を見下すような描写があったり、バカにしたような発言が飛び交っていました。
階段を何段も飛ばしてかけあがってしまった事で、色々な面でモロさが見えるようになり、黛千尋は精神的な苦悩を味わいます。
5.「黛千尋」と「赤司征十郎」の複雑な関係
黛千尋にとって、赤司は自身がバスケ部を引退する道を選んだキッカケを作った人物でありながら、一軍へ合流する道を開けてくれました。
ある意味で非常に重要な役割を担ったキャラクターですので、2人の関係はどのようなものなのか気になりますよね?
チームが勝つために戦力を補強する意味も込めて、赤司は黛千尋をスカウトしたと見るのが自然でしょう。
しかし物語が進むにつれて、どうやら赤司は黛千尋を試合を有利に運ばせるための「道具」という形でしか見ていないと判明。
当初はそこまで気が回らなかった黛千尋ですが、一緒に練習などを行ううちに薄々感づくようになりました。
それでも、「最後まで付き合ってやるのも悪くない」と全てを受け入れており、赤司に全てを託している節があります。
誠凛戦の終盤、黒子と火神の連携で赤司はゾーンを撃破され、茫然自失状態となってしまい大ピンチ。
監督は交代させようとするも、黛千尋は監督を遮り「あいつの実力はこんなもんじゃない」と毒舌混じりに発破をかけます。
そして彼の最大の名言、「あんだけ偉そうに言っといてお前こんなもんか。つーか誰だお前」が飛び出しました。
これで赤司は覚醒し、本来の赤司が目を覚まし試合をさらに混沌とさせるキッカケになったのです。
このように、黛千尋と赤司はどちらも助けられながら、共に成長している良きパートナーという関係であると分かるでしょう。
6.黛千尋の今後の予想が壮絶だった…
番外編では黛千尋は、「後輩」として赤司から卒業の祝福を受けました。
その時に黛千尋は、一度はバスケから離れた自分を立ててくれ夢の舞台で戦うことができたことに感謝を述べます。
「最後の一年だけは悪くなかった」
黛千尋が赤司に述べた、このセリフに2人がどれだけ親密な間柄であったかが分かるでしょう。
本編の続編にあたる「EXTRAGAME」は、本編よりも一年経過した世界が扱われており当時高校三年生だった黛千尋の姿はありません。
大学に進学したのか、それとも別の道を歩んだのか詳しいことは何も明らかにされていないので不明です。
それでもファンは、「大学でのんびりとバスケに携わっている」との予想をしており、赤司が大学生になるのを心待ちにしているとのこと。
7.黛千尋が「読者」から支持されている驚きの理由
物語も中盤になってからようやく登場した黛千尋は、第三回人気投票で初登場ながら20位にランクインしています。
多くの個性的なキャラクターが登場する中において、読者の目に触れた回数は非常に少ないながらも大健闘しました。
ここまで読者から支持されている理由として考えられているのは、「器が広くツンデレ」だからとのこと。
彼は心の中ではよくおしゃべりをしており、しかも毒舌という点は興味深いですね。
素直に自分の気持ちをぶつけることができず、赤司に対しても無理に厳しい口調で発破をかけていました。
そして赤司の道具と分かっても、裏切ったり怒るような素振りは見せず現実を受け止めるという、器の広さを感じずにはいられません。
こうした点が物語で強調されたので、読者から支持されるようになりました。
まとめ
ここでは、黛千尋の過去や性格、能力などについて紹介していきました。
黛千尋はバスケから遠ざかる決意をし、実行に移しましたが赤司の都合の良い道具として使うためにスカウトされます。
諦めていた一軍に合流し練習を重ねて、「新型幻の6人目」となり試合で大活躍という、非日常の展開が続いていったのです。
大学に進学したのか、それとも別の道を歩んだのかは不明ですが、今後の彼の動向には注目していきたいですね!
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